はじめに
少額投資非課税制度（NISA）は、株式や投資信託を売却して利益が出た際に課税されないお得な制度です。どこでNISA口座を開設するかは非常に重要であり、この記事ではネット証券の一般NISA/つみたてNISAのサービスの充実度を比較し、ランキング形式にまとめて紹介しています。また、つみたてNISAで投資すべきおすすめの投資信託も紹介しております。
投資信託の選び方
投資信託を選ぶ上で大切なポイントは、投資対象を決めること、コストが低い商品を選ぶこと、ファンドの純資産総額を確認することの3つです。
投資対象を決める
投資信託は投資地域や対象商品ごとにパッケージ化されているので、ご自身が期待するリスク・リターンに応じて選ぶと良いです。例えば、先進国と新興国を含めた分散投資を希望する方には、「eMAXIS Slim全世界株式（オール・カントリー）」がおすすめです。
また、米国株式市場全体に幅広く分散投資ができる投資信託であれば、楽天・全米株式インデックス・ファンドが適しています。これらの選択肢から、自分の投資目的やリスク許容度に合った商品を選びましょう。
コストが低い商品を選ぶ
投資信託には「信託報酬」といった名目で保有期間中にかかるコストが記載されています。投資信託に投資をする際は、よりコストが低い商品を選ぶようにしましょう。例えば、SBI・V・S&P500インデックス・ファンドは、S&P500指数に連動する超低コストの投資信託であり、信託報酬が0.0638%と非常に低いです。
また、eMAXIS Slim先進国株式インデックスは、信託報酬が0.0989%と、適度なコストで先進国の株式に幅広く分散投資ができます。低コストな商品を選ぶことで、長期的な運用において手数料の負担を軽減できます。
ファンドの純資産総額を確認する
投資信託のファンドの純資産総額は、大きくなるほど経費率が抑えられるため、将来的にコストが引き下がる可能性があります。また、純資産総額が大きいファンドは安定した運用が期待できることが多いため、安心して投資できます。
例えば、楽天・全米株式インデックス・ファンドは、1兆998億円の純資産総額を持っており、安定した運用が期待できます。純資産総額を確認して、安定した運用が期待できるファンドを選びましょう。
おすすめのインデックスファンド5選
この記事では、投資対象ごとにおすすめのインデックスファンドを5つ紹介しています。それぞれのインデックスファンドの特徴やリターン率、標準偏差、シャープレシオなどを比較し、投資初心者にも良い選択肢を提案しています。
eMAXIS Slim全世界株式（オール・カントリー）
このファンドは、日本と先進国、新興国を含めた分散投資を希望する方におすすめの投資商品です。1年、3年、5年のリターン率はそれぞれ23.71%、20.23%、-であり、標準偏差は13.44、14.06、-、シャープレシオは1.77、1.44、-となっています。
また、投資信託では、投資地域等によってリターンとリスクが異なります。このファンドは、世界中の株式市場に分散投資することで、リスクを最小限に抑えつつ、地域別のリターンの恩恵を受けることができます。
SBI・V・S&P500インデックス・ファンド
SBI・V・S&P500インデックス・ファンドは、S&P500指数に連動する超低コストの投資信託です。純資産総額が1兆964億円であり、信託報酬がわずか0.0638%と非常に低いため、長期的な運用に適しています。
このファンドは、米国経済の成長に連動することが期待できるため、米国株式市場への投資を検討している方に最適です。手数料が極めて低い点も魅力のひとつで、株式投資初心者にもおすすめです。
楽天・全米株式インデックス・ファンド
楽天・全米株式インデックス・ファンドは、小型株を含めた米国株式市場全体に幅広く分散投資ができる投資信託です。純資産総額は1兆998億円であり、信託報酬は0.132%と手頃な価格で投資できます。
この投資信託は、米国経済の成長と連動しやすく、高いリターンが期待できるため、米国株式市場への投資を考えている方におすすめです。初心者でも手軽に始められる点も魅力のひとつです。
eMAXIS Slim先進国株式インデックス
eMAXIS Slim先進国株式インデックスは、日本を除く先進国の株式に幅広く分散投資ができるインデックスファンドです。純資産総額は5344億6000万円であり、信託報酬は0.0989%と適度なコストです。
このファンドは、先進国の株式市場への投資を検討している方におすすめです。手数料が適切で安定した運用が期待できるため、投資初心者にもぴったりです。
eMAXIS Slimバランス（8資産均等型）
eMAXIS Slimバランス（8資産均等型）は、株式だけではなく、債券やリートなどの他の資産クラスにも同じ割合で投資することができる投資信託です。純資産総額は2191億9400万円であり、信託報酬は0.143%と、やや高めですが安定した運用が期待できます。
株式市場への投資が怖い方や、リスクを最小限に抑えたい方におすすめです。多様な資産クラスに分散投資ができることで、リスクを軽減しつつ、運用成績を追求することができます。
まとめ
NISA制度を活用すれば、株式や投資信託などの利益を非課税で運用することができます。ただし、口座開設や運用において注意すべき点も多々あります。この記事では、NISA運用におすすめの投資信託や、選び方のポイントについて詳しく解説しました。
おすすめのインデックスファンドや、充実したサービスを提供しているネット証券を活用することで、初心者でも安心して投資を開始できます。ぜひ参考にして、賢い投資を始めましょう。
コメント