馬主になる魅力!競馬で得られる収入源と驚くべき特典を大解剖

horse racing 3つ目の入り口-一口馬主収入

 

はじめに

競馬を楽しむ方法のひとつとして、馬主になることがあります。馬主になることで、レースでの成績による賞金や出走手当などの収入が得られる他、多くの特典や非日常的な体験が味わえます。しかし、競走馬の維持費や獲得賞金には多くの変動要素があり、状況によっては必ずしも利益が出るわけではありません。今回の記事では、馬主収入について詳しく解説し、その魅力と困難な点をさまざまな角度から見ていきます。

馬主収入の主な源泉:賞金と出走手当

競馬

馬主の収入は主に賞金と出走手当によって得られます。賞金はレースで良い成績を収めることにより獲得できるもので、出走手当はレースに出走するだけで得られる収入です。

賞金について

賞金は、レースでの成績に密接に関係しています。馬が1着になると高額な賞金を得ることができますが、2着や3着になると賞金額は大幅に減少します。また賞金の額はレースのランクによって異なり、特別レースや重賞レースのほうが賞金額が高額に設定されています。年に139回以上の重賞レースが日本で開催されており、馬主はそのうちのいくつかで活躍させることで、確実な収入源になります。

賞金は、馬の持ち主である馬主に対して支払われますが、一部を調教師や騎手、厩務員にも支払われることが一般的です。これらの支払いは、馬の競走成績をさらに上げるための報酬としても機能しています。

出走手当について

出走手当は、レースに出走するだけで得られる収入であり、成績に関係なく支払われます。出走手当は基本的には馬主に支払われますが、場合によっては厩舎や育成牧場などにも一部が支払われることがあります。出走手当があることで、馬主はある程度の収入を確保することができますが、これだけでは競走馬の維持費を賄うことは難しいため、賞金をしっかりと獲得する必要があります。

また、地方競馬に参加することも選択肢のひとつであり、地方競馬では中央競馬に比べて賞金額は低くなりますが、出走手当があるため一定の収入を得ることができます。

馬主になる方法:個人馬主、組合馬主、一口馬主

馬

 

 

 

 

 

 

 

馬主になる方法はいくつかあり、自分に合ったスタイルで参加することができます。以下では、個人馬主、組合馬主、一口馬主の3つの方法について詳しく見ていきます。

個人馬主

個人馬主は競走馬の持ち主であり、自分の責任で馬を管理・運営することができます。個人馬主になるための要件は登録形態によって異なりますが、一般的には禁錮刑以上の確定判決を受けた人や破産者、馬に直接関わる人、JRAの役員や職員などはなれず、過去2年のいずれの年も1700万円以上の所得と7500万円以上の保有資産が必要とされます。個人馬主になると、馬の命名権を持つことができ、競馬場の馬主席に無償で入場できるなど、多くの特典が受けられます。

ただし、個人馬主として馬を所有する場合、馬の購入費用や維持費、医療費などをすべて自己負担しなければならず、長期的な投資が必要です。また、良質な競走馬を選び出す力や、チームを組むコネクションも重要となります。個人馬主はリスクが伴いますが、自分だけの馬を持ち、成功を収めたときの喜びや達成感は計り知れません。

組合馬主

組合馬主は、複数の馬主が集まって競走馬を共同所有する形式で、リスク分散が可能な方法です。組合馬主は、3名以上10名以下の組合員が集まっていなければならず、組合員全員に対する所得条件や預貯金の要件もあります。総資産や所得が個人馬主の要件に満たない場合でも、複数人で負担を分けることで馬主になれる魅力があります。

組合馬主になることで、競馬場の馬主席に無償で入場できたり、馬主専用のイベントに参加できたりと、個人馬主同様の特典が受けられます。また、組合員間で競馬の知識や情報を共有することで、競走馬選びや運営に役立ちます。

一口馬主

一口馬主は、中央競馬の有力馬に出資したい人に最適な選択肢です。一口馬主制度では、クラブ法人が馬主となり、所有する馬を一定の金額で募集し、40~500口程度に分割して出資を募ります。出資金額は1口あたり10万円程度であり、獲得賞金の80%が馬主の取り分となり、出資者の口数に応じて分配されます。

一口馬主では、出資金額以外にも会費や馬の維持費用が毎月発生しますが、初期投資が比較的安く、個人馬主や組合馬主に比べるとリスクが低いと言えます。ただし、出資する馬の実力を見抜く力が必要であり、利益を出す割合は極めて低く、税金対策もできません。有名な一口馬主クラブとしては、社台系一口馬主や優駿ホースクラブ、DMMドリームクラブがあります。各クラブによって特色やサービス内容が異なるため、自分に合ったクラブを選ぶことが大切です。

競走馬の維持費について

馬の維持費

馬主になると、競走馬の維持費も発生します。維持費には、預託料や医療費、調教費用などが含まれます。以下では、これらの費用について詳しく見ていきます。

預託料について

預託料は、生産牧場や育成牧場、厩舎に馬を預ける際に発生する費用です。一般的な相場価格は、生産牧場で10万〜15万円、育成牧場で20万〜40万円、中央競馬の厩舎で60万円以上とされています。地方競馬の厩舎は場所によって価格が異なり、10万円台から45万円まであります。この費用は、馬の管理や食事、施設利用料などを含んでいます。

預託料は、馬主にとって継続的な負担となりますが、優れた施設や人材を利用することで競走馬の能力向上につながります。そのため、維持費を効果的に投資し、競走馬の力を引き出すことが大切です。

医療費や調教費用について

競走馬は、高い競争力を維持するために定期的な医療チェックや治療が必要です。怪我や病気の治療費は、馬主が負担しなければなりません。また、競走馬の調教費用も、馬主の負担となります。これらの費用は、馬の状況や施設の規模によって異なりますが、馬主として十分な余裕をもって用意することが重要です。

医療費や調教費用は、競走馬を最高のパフォーマンスで競走に臨ませるために必要な投資です。適切な医療や調教により、馬が本来持っている力を最大限に発揮することができます。そのため、これらの費用は、馬主にとって必要不可欠な出費となります。

馬主の喜び:特典や非日常的な体験

馬主の喜び

馬主になると、賞金や出走手当以外にも多くの喜びがあります。以下では、馬主として得られる特典や非日常的な体験について見ていきます。

馬主席の利用や口取り写真撮影

馬主になると、競馬場内の馬主席に無料で入場できます。馬主席は一般の観客席とは別に設けられたエリアであり、レースの観戦環境が整っているほか、飲食や休憩などのサービスが提供されています。また、馬主は愛馬が勝利した際に、口取り写真撮影ができます。これは、勝利の瞬間を記念して写真に残すことができる非常に貴重な体験です。

馬主席の利用や口取り写真撮影は、馬主としてのステータスや達成感を感じられる特典です。さらに、これらの体験を通じて、競馬の楽しみ方をより一層深めることができます。

馬主専用のイベントへの参加

馬主になると、馬主専用のイベントやパーティーに招待されることがあります。これらのイベントでは、他の馬主や競馬業界の関係者と交流することができ、情報交換やコネクションの構築が可能です。また、競走馬の調教やレース戦術についてのセミナーやワークショップが開催されることもあり、馬主としての知識やスキルを向上させることができます。

馬主専用のイベントは、競走馬の成功に繋がる情報や人脈を得るだけでなく、競馬業界をより深く理解することができる貴重な機会です。これらのイベントを活用することで、馬主としての活動をより充実させることができます。

まとめ

馬主収入は、賞金と出走手当が主な収入源であり、競走馬の成績やレースのランクによって大きく変動します。馬主になることで、特典や非日常的な体験が味わえる反面、競走馬の維持費や医療費など継続的な負担が発生します。個人馬主、組合馬主、一口馬主という3つの方法で馬主になることができ、リスクや負担を自分に合った形で分散することが可能です。

馬主として成功するためには、適切な馬の選択や良質な施設の利用、情報収集や人脈構築など多くの努力と投資が求められます。馬主収入を得ることは決して容易なことではありませんが、その喜びや達成感はひとしおです。最後に、馬主としての喜びを忘れずに、長い目で愛馬を支え応援していくことが大切です。

 

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